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水土里ネット宮川用水 

  
   

宮川用水事業について


[地域の概要]
 当地域は三重県の中・南勢部に位置し、宮川を中心とした伊勢平野で「お伊勢さん」として広く知られている伊勢市他4町にまたがる優良農業地帯です。
 温暖な気候条件を活かして、水稲を中心に小麦、大豆とともに、キャベツ、ねぎ、だいこん、トマト、いちご、なす等の野菜類、かき等の果樹が栽培され、多様な農業経営を展開しています。




受益面積(H26.4現在)                          (ha)
 現況地目  田 畑  計 
 伊勢市 1,788 393 2,181
 多気町  496  62  558
 明和町 523  4  527
 大台町  21  1  22
 玉城町 1,157  109 1,266
 合計  3,985 569  4,554 

[事業の背景]
 優良農業地帯でありながら、豊かな水源である宮川より高い位置に農地が存在していたことから、宮川の水を農業用水として利用することは困難であり、本地域の農業用水は、もっぱら井戸水、天水に頼っていたため、宮川流域は干ばつの常習地帯であるとともに、沿岸部は塩害地帯でした。

 
 
 このような状況から、宮川地域においては、古くから先人による宮川の水を農業用水として利用する取組が行われてきましたが、宮川用水農業水利事業(昭和32年〜昭和41年)によって、用水施設の整備がなされ、宮川ダムに750万m3の農業用水を確保され、農業用水を粟生頭首工から取水し、5,766haの農地へ配水が実現しました。



[第二期事業]
 水稲品種の単一化による田植えの早まり、大型機械化の進行等による代かき時期の集中、ほ場整備の進展による乾田化などにより、代かき時期用水を含め農業用水が不足するとともに、水路等の基幹的農業水利施設は建設後40年以上が経過し、老朽化により沈下・ひび割れ等が目立ち漏水事故が発生、維持管理の負担が増加してきました。また、開水路区間においては、水路への転落事故の発生も懸念され、早急な改善が必要となりました。

 このため、農業経営に即した農業用水の確保と宮川用水農業水利事業(一期事業)で造成した水路施設の改修を通じて、宮川用水地域の農業用水の安定的な確保と維持管理費の節減を図り、併せて関連事業の実施により営農の合理化と農業経営の安定に資することを目的として、国営宮川用水第二期事業(平成7年度〜平成24年度)が実施されました。

 国営二期事業では用水不足に対応するとともに、農業用水の安定的な確保を図ため、取水量の増量を行い、調整池を新設しました。また、施設の適正な機能を発揮させるため、老朽化した施設を更新、開水路をパイプライン化し、転落事故等の発生防止を図るとともに、水路へのごみの混入の軽減等を通じて維持管理労力を軽減させています。


(1)斎宮調整池の拡張
 明和町と玉城町に跨った地域に、既存の2箇所のため池を拡張し、貯水量200万m3 の調整池を造成しました。これにより、受益地全体の用水配分の円滑化と、渇水時に備えた水源確保を実現しました。




( 2 )粟生頭首工
 粟生頭首工では、魚類の遡上に寄与するために、左岸のみであった放流工を右岸にも増設しました。また、河川区域にあった操作管理所を移設し、増水時の安全確保を図りました。
 



(3)導水路
 導水路15.4km についてポリマーセメントモルタルライニングを施工し、水路壁面の粗度を低下させることにより、同一断面で流量を増加させることができました。
 



(4)幹線水路
 開水路であった幹線水路をボックス化やパイプライン化し、安全確保と用水管理労力の低減を図りました。






(5)水管理施設
 水管理システムを整備し、造成した施設の確実及び高効率な運用操作による水管理の合理化を図りました。



(6)国営関連県営事業
 国営宮川用水第二期事業で造成された基幹水利施設は県営、団体営で建設される支線、末端水路に接続され、農業用水は各ほ場に配水されます。これらの支線末端水路を整備する関連事業は6地区(総事業費21,227百万円)が予定されており、平成28年度までの進捗状況は事業費ベースで57.3%です。関連事業の実施により、今後さらなる水利施設の維持管理手間の軽減、営農時間の短縮、営農規模の拡大が図られる予定です。 


[国営施設応急対策事業(H28〜H32)]

 基幹的な農業水利施設である粟生頭首工は、国営宮川用水土地改良事業により造成されましたが、近年、ゲート開閉動作不良や左岸護岸の部分的な崩落等の不測の事態が発生し、農業用水の安定供給に支障を来しているとともに、維持管理に多大な費用と労力を要しています。
 このため、頭首工における不測の事態が発生しているゲート等の整備を行うことにより、農業用水の安定供給及び施設の維持管理の費用と労力の軽減を図り、農業生産性の維持及び農業経営の安定に資するものです。

 
 
 事業の実施状況(H29.8 現在)
 本事業はゲート開閉動作不良や左岸護岸の部分的な崩落等の不測の事態が発生している粟生頭首工について、5か年で改修を行う計画としており、平成28年度に事業着手しました。事業初年度となる昨年度は、粟生頭首工下流左岸護岸工の改修を実施しました。今年度は着工2年目を迎え、いよいよ粟生頭首工ゲートの1つである調節ゲートの更新を行います。更に、来年度以降に予定している洪水吐ゲート、土砂吐ゲートなどの改修工事実施に必要な仮設ヤードの造成とともに、河川内の工事用道路や仮締切に利用する大型土のう等の製作を行います。

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工事・事業に関する事
(管理課 工事係)
TEL 0596-28-6156
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国営二期事業説明パンフレット